キッチン選びのポイント
フロアユニット(キッチン下収納)
キッチン用品の収納はもちろんのこと、食材を保管したり、オプションの食洗機やオーブンを設置したりと様々な用途があるフロアユニット。
このフロアユニットの収納ですが、最新のシステムキッチンでは手前にスライドして開閉するものが中心です。ただしこの形状は、コンロ下やシンク下などの場所によっては開き扉も選択可能です。自分が使いやすい形状の設備を選びましょう。
また、キッチンによっては一部収納を取り払ってゴミ箱やゴミ処理機を置いたり、椅子を置いて座り作業をしたり……といった使い方ができるものもあります。
幅広く活躍する部分なだけに、自由度の高い収納設備があると嬉しいですね。ここでは、各社の工夫ある収納設備を紹介します。
軽い力で開閉できる設備
LIXIL:らくパッと収納
引出しを開けるのに必要な力を約30%軽減。道具の取り出しがスムーズにできます。
クリナップ:S.S.サーボ
引出しに組込まれたシステムによって、軽く力を加えるだけで扉が自動オープン。電動のため、電源ON/OFFの必要があります。
スペースを無駄なく利用する設備
パナソニック:ワンダFULLキャビネット
届きにくいスペースを使いやすく、よく使うものは使いやすい位置に出し入れしやすいよう設計されたキャビネット。様々な住宅設備を扱うパナソニックならではの収納設備です。
クリナップ:フロアコンテナ
足元のデッドスペースを有効活用するために開発された収納です。置き場所に困りがちなストック品や使用頻度の低い道具をスッキリと収納できます。
上部の溝全体はが取手となっており、床から23cm※と高い位置なので手が届きやすく、開け閉めがラク。(※キッチン高さ80cmの場合は18cm)
フロアコンテナの下には適度なすき間があるのでキッチンマットが使用できます。
アルミ製前板は耐久性抜群。衝撃や薬品に強く、床の掃除も気兼ねなくできます。
タカラスタンダード:そこまでホーローラック
キャビネットを足元まで有効活用したい人のための収納。
中のトレイは湿気やキズに強い【高品位ホーロー】を採用しているので、掃除用具などを濡れたまま収納しても安心。
またトレイは取り外して丸洗いも可能です。においも付かず、汚れてもサッとひと拭きでカンタンにお手入れできるので、いつまでも清潔な空間を保つことができます。
道具を取り出しやすい設備
ノーリツ:らくポケ
腰をかがめずに道具が取り出せる収納ポケットに、作業中の姿勢をラクにするワークアシストバーをプラスしています。
クリナップ:うきうきポケット
シンク下の上段の引出しを開けると、手前側のポケットが手の届く位置までスライドアップ。
清潔に使える設備
フロアユニット本体
EIDAI:ムシブロックパッキン
家庭用殺虫剤の大手メーカー・アース製薬とEIDAIが共同開発した防虫パッキン。
キャビネットと扉の間をふさぐパッキンに、人体に無害で害虫の侵入を防ぐ忌避材をコーティング。システムキッチンの衛生面をさらに向上させました。
対応キッチン:ラフィーナエアプラス
クリナップ:ステンレス引き出し底板
お手入れはさっと拭くだけでOK。調味料などがこぼれても、汚れやニオイがしみ込みにくく、衛生的です。
※クリナップ ステンレス引き出し底板は、オプション「サイレントレール」選択時のみ追加オプションとして利用可能。
タカラスタンダード:ホーローキャビネット
タカラならではの素材として、キャビネットにも「高品位ホーロー」を採用。
衝撃に強く、キズつきにくいので、引出しの底板にこびりついた調味料などのタレ汚れを金属タワシでゴジゴシこすっても大丈夫です。
収納扉
トーヨーキッチンスタイル:熱硬化性樹脂扉
湿気に強く、汚れが染み込みにくい熱硬化性樹脂扉を採用。長く使用しても傷つきにくいタフな構造でお手入れはさっと拭き取るだけでOK。
トクラス:塗装扉
塗料の膜で扉を包み込んでおり、汚れの入り込むスキマが無いためお手入れしやすい。