キッチン選びのポイント

デザイン・カラー

おしゃれなキッチンでお料理の時間が楽しみに

毎日使うキッチンだから、リフォーム後も居心地のいい空間にしたい。
そんな願いをかなえる第一歩として重要なのが、キッチンのデザインや色です。
見た目にきれいな色のキッチンは安心できる空間や調理する際の楽しさを演出し、時には部屋の主役となることもあるでしょう。
さらに、取っ手や引き出しなどの何度も手に触れる場所のデザインは、キッチンの使い勝手・料理のしやすさを左右する重要な要素です。

システムキッチンでは、主に下記のような場所が自由に選択可能です。

  • キャビネットの素材
  • 扉デザイン・カラー
  • シンク、ワークトップ
  • キッチンパネル

また、車椅子などに座った状態でも使える・誰でも使いやすいデザインのキッチンもあります。より自由度の高いデザインとするため【フルオーダーメイド】という選択肢もあります。

利用する部屋・人に合ったデザインを選択し、より使いやすいキッチンへとリフォームしましょう。

キャビネットの素材

キャビネット(引出しやワークトップ等を除く、キッチン本体のこと)の素材も多種多様。
木(繊維板)を用いる商品が一般的ですが、ここではそれ以外の特徴的なキャビネットを採用しているシステムキッチンを紹介します。

ステンレス製

熱・水気・湿気への強さを持ち、柔軟性があり食器類との相性もよいことからキッチンの素材として人気を誇るステンレス。
様々なメーカーから、キャビネットを含めフルステンレスのキッチンが用意されています。

他にもこんな商品があります

  • ナスラック:セスパ
  • EIDAI:ピアサスS-1

無垢材・木材

あたたかみを感じられる無垢材のキッチン。木そのものの雰囲気を持つため、リフォームの際にお部屋へ馴染みやすく、おしゃれ。
ひとつひとつ表情が違うことや、味が出てくるのも魅力のひとつ。

ホーロー

ガラスの性質を持つため汚れが染みこまず、ラクに落とせるお手入れのしやすさが魅力的。
湿気はもちろん火にも強く、キッチンに向いている素材といえます。

他にもこんな商品があります

  • タカラスタンダード:カンタン取替ホーローシステムキッチン
  • LIXIL:エクシィ

扉デザイン・カラー

キッチンの見た目を最も左右する扉のカラー。素材や仕上げ加工含め様々な扉があります。この扉デザインに関する、各社の特徴的な扉商品やオプション等を紹介します。

こだわりの扉カラー

トクラス「シャインカラー」(ベリー、DOLCE X) 2013年度グッドデザイン賞 受賞
トクラスの塗装扉シリーズ「シャインカラー」では、114種類もの日本の伝統色から扉カラーが選択可能。
トクラスの旧社名は「ヤマハリビングテック」。楽器も取り扱うヤマハグループの住宅設備部門であり、楽器製作で100年以上培った塗装技術が扉の塗装にも発揮され美しさと機能性が両立しています。
「Berry」では、「シャインカラー」に加えてキッチン固有のデザインと合わせると151種類もの扉からデザインを選べます。
トーヨーキッチン「AZUL(アズール)」(INO Premium AZUL)
1,312色ものカラーバリエーションに加え、表面加工は鏡面仕上げ・マット仕上げの2 種類から選べるドアパネル。職人によってひとつひとつ入念な作業を施した扉は、選んだカラーが一層際立つ仕上りです。
Panasonic オリジナルカラーの扉(Living Station NEW L-CLASS)
オーダーメイドの扉カラーでキッチンのインテリア性をさらにアップできるのが、Panasonicの「オリジナルカラーの扉」。色の見本を持参するとその色を再現するように塗料が調合され、その塗料で扉を塗装できるオプションです。
お部屋・家具に合わせた色はもちろん、お気に入りの色など、世界にひとつしかないオリジナルカラーの扉が作成できます。

温かみをプラスする木目調の扉

LIXIL:「クリエ」「ベーシックウッド」「クオリティウッド」
「クリエ」「クオリティウッド」は、LIXILの取り扱う床材とあわせて室内のコーディネートができます。
Panasonic:「LD60」「LN50」「LN50」「LX40」「LV30」「LS30」「LE20」
「LX40」は、Panasonicの内装建材「ベリティス」とあわせて室内のコーディネートができます。
トクラス Berry:「クラフトオーク」「マットオーク」「L」「W」「C」
アンティークな雰囲気をもつ「クラフトオーク」が特徴的。

シンク・ワークトップ

キッチンの中でも調理に欠かせないのが、コンロに続いてこれらの場所です。
シンプルな設計・デザインのキッチンがほとんどですが、使用頻度が高い場所だからこそこだわりたい方へ、材質別に各社の製品を紹介します。

シンク

機能性のあるステンレスシンク

トーヨーキッチン 4D-Sink(ステンレス)
シンクを上面・中面・底面・地下収納の3段階に分けて使用できるシンク。作業がはかどるだけでなく、調理中に邪魔になった時や急な来客時に汚れものをさっと見えない場所へ移動させられます。
タカラスタンダード ユーティリティーシンク(ステンレス)
シンクのスペースを上段・ミドルスペース・下段の三段階に分けることで広いシンクを作業スペースとして有効活用できます。

カラフルで楽しい人造大理石シンク

LIXIL キレイシンク
2シリーズ8カラーから、扉やコンロ、ワークトップと合わせたお好みの色が選べます。
トクラス マーブルシンク
全8色のカラーバリエーションに加え、7種類の形状から選択できます。

ワークトップ

ステンレスワークトップ

メリット:熱、水、錆び等に強いだけでなく、食器類を落とした際に人工大理石と比較して割れにくい。
デメリット:細かい傷が付きやすい。使用後くもりやすく、オープンタイプのキッチンではこまめなお手入れが必須。カラー・デザインなどのバリエーションが少ない。

EIDAI
「段押し」
お手入れの際に、洗い流しても床に水がこぼれない高さ10mmの水返しを設けたワークトップ。
「フラットカービング」
フラットでシンプルなデザインにしながらも、水返しとしての機能性に配慮した溝を設けたワークトップ。
クリナップ
「美コート+特殊エンボス加工」「ドット柄コイニング加工」「バイブレーション加工」「ヘアライン加工」
4種の表情が用意された、ステンレスに自信のあるクリナップならではのワークトップ。
LIXIL ステンレスワークトップ
「スムースドットエンボス」
大小のエンボスを効果的に配置することで、“キズ”と“汚れ”のどちらにも強さを発揮するステンレストップ。

人造大理石ワークトップ

メリット:デザインが豊富。小さな傷や汚れが目立ちにくく、商品によってはメラミンスポンジを使用し簡単に自力で補修できる商品もある。 デメリット:食器を落とすと割れやすい。高温のものを置くと、変色する可能性がある。

トクラス ハイバックカウンター
鍋や調味料などの収納に加え、ワークトップ全体のお手入れや調理家電用のコンセントなど様々な部分へ配慮したワークトップ。
クリナップ アクリストンワークトップ
4タイプ9色ものバリエーションから選べる美しさと丈夫さを両立させたい人のためのワークトップ。
TOTO クリスタルカウンター
耐久性・耐熱性に優れ、お手入れもカンタンなTOTO最高グレードのカウンター。クリスタルのような透明感と美しさも兼ね備えています。

キッチンパネル

タカラスタンダード ホーロークリーンキッチンパネル・ホーロークリーンダイニングパネル
壁付きキッチンで使用したいキッチンパネルと、対面キッチンで活躍するダイニングパネル。汚れに強く、美観を保ちやすいのが嬉しいポイント。
デザインも無地、木目、柄ものなど様々にありキッチン・お部屋に合わせて選べます。
LIXILキッチンパネル サンウォーレ
汚れの気になるキッチン壁面のお掃除をラクにするキッチンパネル。
カラーやデザインのバリエーションも豊富で、インテリアとのコーディネートも抜群です。
アイカ セラール キッチンパネル
耐熱性、耐摩耗性、強度と硬度を持つ優れた不燃化粧材。デザインも133種類と豊富な美しい製品です。

フルオーダーメイド

工務店に依頼する

たくさんのメーカーのシステムキッチンを見てみたけれど、なかなか理想のキッチンが見つからない。
もっと自由度が高く、最適なキッチンがほしい。
そんなこだわりのキッチンを実現するなら、オーダーメイドのキッチンというのもひとつの手ではないでしょうか。
オーダーキッチンの普及に伴いメーカーも増えており、様々な規模の企業が全国に存在しています。お住まいの近くにオーダーキッチンのお店がないか探してみるのもよいでしょう。